ページ番号1010907 更新日 平成29年12月12日
市は、住み慣れた地域で住み続けることができるよう、元気なときも、介護が必要になっても、生きがいや役割を持って生活できる地域の実現を目指しています。
「高齢者自らが、元気なうちから地域の居場所をつくる」「元気な高齢者が、支援が必要な高齢者を支える」ことが重要です。
市内でも、さまざまな支援活動や地域づくりの取り組みが始まっています。ここでは、そんな地域での活動の一部を紹介します。
介護予防は、「心身機能」の向上だけでなく、生きがいや役割を持って地域で「活動」「参加」するなどのアプローチが必要といわれています。
例えば、サロンや公民館での趣味の活動なども介護予防につながります。
このような住民自身が運営する活動を地域に展開し、人と人とのつながりを通じた地域づくりを進めるため、市では、介護予防の講師派遣を行っています。
健康づくりや介護予防の教室で講師を始めて10年になります。
教室は、阿波踊りの動きを取り入れるなど、アレンジを加え楽しく行っています。ただ基本の体操をするのではなく、掛け声を掛けたり音楽に合わせたりすると皆さん笑顔になります。運動が嫌いな人にも体を動かす楽しさを知ってもらいたいと思っています。
何より大切なのは、教室に参加することを通じて仲間づくりをしてもらうことです。今まで参加された皆さんで、独自にグループをつくってサークル活動を続けている例もいくつかあります。地域でも居場所として役立てばと思います。
支援が必要な高齢者の生活では、さまざまな困りごとが起こります。通院や買い物、ゴミ出しや掃除など、ちょっとした手助けがあれば、暮らしやすくなります。こうした生活支援サービスは、社会福祉協議会、シルバー人材センター、NPOなどが実施しています。
また、高齢者がサービスの担い手となることにより、地域の中で高齢者の新たな社会的役割をつくることとなり、介護予防や生きがいづくりにつながることも期待できます。
高齢者の話し相手や草取りなどの生活支援のほか、傾聴活動や憩いの場の提供などを行っています。生活支援は1時間1000円ですが、全くのボランティアで行うよりも長く続けることができると考えています。利用する方も気兼ねなく頼めますし、やる方もきちんとした仕事ができます。皆さんに喜んでもらっており、利用者は口コミで広がっています。
生活支援の利用者は高齢で話し相手を求めている人が多いと感じます。生活支援は、心のケアにもなりますので、このような活動がますます広がっていくことを願っています。
地域の課題を共有し、解決策を検討するため、地域包括支援センターごとに地域ケア会議を開催しています。会議には、区・町内会長、老人クラブ会長、民生委員、医師、歯科医師、薬剤師、介護事業者、NPO、警察などの関係者が集まります。
地域ケア会議を通じて、地域で活躍している人たちと連携できるようになりました。互いに顔を知っていれば、見守りや手助けもしやすくなります。地域包括支援センターと地域の皆さんの、また、地域の皆さん同士の顔の見える関係づくりができればと思います。
皆さんの意見をもとに、地域で健康づくりのため自主運営の体操の会が開かれるようになったり、認知症の人の捜索に地域の皆さんが一斉に協力してくださったりと、成果も出始めています。
地域包括支援センターは、さまざまな職種・さまざまな住民の皆さんをつなぐ役割があると考えています。顔の見える関係をつくっていき、すき間のない支援、助け合える基盤づくりを目指していきます。
このページには画像や添付ファイルへのリンクがあります。
画像をご覧いただく場合は、[画像]と記載されたリンクテキストをクリックしてください。
添付ファイルは、携帯端末ではご覧いただけません。パソコン版またはスマートフォン版サイトをご覧ください。
健康福祉部 介護・高齢福祉課
0568-85-6182
Copyright by Kasugai City All Rights Reserved.