当たり前を守る


ページ番号1010844  更新日 平成29年12月12日


[画像]牧尾ダム(143.8KB)

私たちの水道水の元をたどると、川の源となる「水源地」に行き着きます。そこには、私たちの知らない、水源地を守るための努力がありました。ここでは、水源地の一つ牧尾ダムの自然を守り続けている王滝村長のインタビューとともに、水源地で行われている取り組みなどを紹介します。

水源地に住む人々の努力により守られているもの

[画像]水源地に住む人々の努力により守られているもの(147.8KB)

 高蔵寺ニュータウン地区を中心に供給している愛知用水は、木曽川の上流にある阿木川ダム、牧尾ダム、味噌川ダムを水源としています。また、高蔵寺ニュータウン地区以外に供給している尾張水道用水は、飛騨川の上流にある岩屋ダムを水源としています。そしてこれらのダムの周りには、川の源となる「水源地」があります。
 水源地には、豊かな森林があふれています。森林は地中にたくさんの水を蓄え、その水は川の源となります。また森林には、河川へ流れ込む水の量を平準化して洪水を緩和するとともに、川の流量を安定させる機能を持っています。さらに、雨水が森林土壌を通過することにより、水質が浄化されます。
 日本の国土の約7割を占める森林のうち、約4割は人工林です。人工林は、木の成長に合わせ間伐などの手入れをしなければなりません。健全な森林が形成されないと、森林が本来持つ機能が発揮されないばかりか、土砂崩れなどにより倒壊した木がダムや取水口などに悪影響を与えます。こうした事態を防ぐため、水源地では水源涵養(かんよう)林の適正な保全、管理を行っています。
 私たちの生活に欠かせない水は、水源地に住む人々の努力によって守られているのです。

村に豊かさは欲しかった。でも、それ以上にこの水を守りたかったんです−。

[画像]王滝村長瀬戸普(43.2KB)

 王滝村は長野県の南西部に位置し、人口は800人余りですが、面積は310.86平方キロメートルと村としては長野県一の面積を誇ります。その97%は山林原野で、豊かな自然の中に、愛知用水の水源となる牧尾ダムがあります。
 「水源地を守るため、以前から特に力を入れているのが下水道の整備です。村の汚水処理人口普及率は平成26年度末で99.4%で、汚水は確実に浄化し川に放流しています。また、『山づくりは水づくり』と考え、山林の間伐やボランティアの皆さんと一体となって植樹などを行っています」
 一方、王滝村は財政難という問題に直面しています。
 「一時期は多くの負債を抱え、『夕張市の次は王滝村だ』と言われたこともありました。現在も苦しい状況は続いています。過去には産廃処理場建設の打診が多くありました。産廃処理場ができれば、村に雇用が生まれるなどの大きなメリットがあります。それは非常に魅力的でした。しかし、水源地の自然が守られるのか、保証はありませんでした。そんな中、村民から反対の意見が出て、背中を押されるかたちで打診を断りました。この村には水源地を守るという信念が根付いていると改めて感じました」
 御嶽山のふもとにある王滝村は、平成26年の噴火で、大きな打撃を受けました。
 「ボランティアの皆さんや下流域のさまざまな自治体から応援の声や支援をいただいています。私たちが守り続けてきた水によってつながりができ、絆が生まれています。これからも水源地として、この王滝村の豊かな自然と共に生き、皆さんの水を守り続けていきたいと思います」

市と水源地の交流

水源地を支援しています

[画像]水源地を支援しています(85.6KB)

 昨年、王滝村の皆さんには、納涼まつりやわいわいカーニバルに参加してもらいました。
 また、市最大のイベント「春日井まつり」では、水源地の皆さんが「全国お国巡り物産展」に出店し、特産品などを販売しています。毎年、多くの来場者が特産品を買い求めています。

水源地を訪れました

[画像]水源地を訪れました(94.9KB)

 水道利用者が水源地を訪れ、「水道」についての関心と理解を深めることを目的として、小学生を対象とした「夏休みわくわく親子ダムツアー」を2年に1回行っています。
 今回、親子総勢40人が参加し、牧尾ダムを訪れました。普段入れない場所も見学した参加者は、「とても楽しかった。また自分たちでも来たい」と話し、夏休みにすてきな思い出をつくりました。


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上下水道部 上下水道経営課
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